ルンバ教団
知り合いの20歳の男の子が一人暮らしを始めるというので、僕は
「必ずルンバを買え！」
と20歳の男の子に告げた。
20歳の男の子、ここでは便宜上タコやろー🐙と呼ぶことにする。
タコやろーは
「またルンバの話ですか〜」
とうざいなあ〜この人という顔で僕のことを見てきた…たしかに俺はアイロボット社の営業の人ではない。それなのに、何故こんなにもルンバを愛してしまったのか…実家の母の日には、カーネーションなどではなく、そこそこ上位機種のルンバを送りつけたくらいだ。
何故ルンバが必須なのか、これから一人暮らしを始める貴方も貴女も、これから新居での生活が始めるご夫婦、ようやく時間にゆとりを持てたベテランの方も、試しにこの記事を読んでみて欲しい。
・掃除からの解放
まあ、アイロボット社さんも謳っておられる通り掃除から解放されます。現に今この時も我が家のルンバ君はせっせと掃除をしてくれてます。
ルンバ君が掃除をしてくれるということは、空き時間ができるってことです。貴方は、その空き時間に英語の勉強をしてみても良いし、筋トレをしても良いし、寝たって良い。時間が生まれるんです。
僕の平均的な一日を例に出しますと、6時30起床〜7時30出勤〜労働〜18時30分帰宅、19時30分夕食〜22時寝る。
雑事もありますから、この中から時間を捻出しようとすると、夕食後の2時間くらいしかないんです。しかも、一日働いて疲れて、頭の回転がめちゃくちゃ悪い。せいぜい少し運動して終わりです。これじゃあ、新しいことを身に付ける時間も中々ないですよね。そんな僕や貴方の気持ちなど無視して埃は溜まるばかり、そして僕や貴方の誇りは損なわれるばかり…これは僕が語り得る数少ない真理の一つだ。
・自己肯定感を高める
僕の暗黒の20代は恐ろしい末路にたどり着いた…そうゴキ○リとの共生である。ゴキ○リが出る部屋では自己肯定感なんか高まりゃしない…
意味分からず増える物、循環を欠いた炊事事情などなど、ミニマリストのbefore写真そっくりの部屋で僕は暮らしていた。家が汚いから、お洒落なカフェなんかに足を運んでしまうのだ。そんなことばかりしていては、出費ばかりがかさんでしまう。痛さだけが残る思い出だ。
我が家が綺麗だと、もうそれだけで心地よい。なんか満たされた気持ちになる。これは掃除を終えた後に味わう気持ちとして、共感して頂ける方も多いと思う。
前述のタコやろーは
「俺、自分で掃除した後の充実感が好きなんですよ！」と言っていたが、それは恐らく実家暮らしで、お母様が掃除という砦の番人として君臨していたからだと言えるだろう。
一人暮らしになると、そんな流暢なことは言っていられないほどの勢いで埃が溜まっていく。掃除後の充実感を味わいたければ、ルンバ君が掃除してくれた後の細かなゴミをとったり、ルンバ君が掃除できないお風呂やトイレを自分が掃除すれば良い。トイレ掃除を自分がやって、リビングのフローリング箇所をルンバ君が掃除していると、AIと人がコラボを行なっているようで近未来的で楽しいのだ！
・家族感の人間関係が良くなる
貴方はこんなシチュエーションを漫画やドラマで見たことはないだろうか？
せっかくのお休みの日、お父さんは好きなゴルフを見ながらお茶の間で寝っ転がり寛いでいる。そこに掃除機を持ったお母さんが、
「あなた邪魔ですよ！散歩でも行って来たらどうですか！」
「それが家長に向かって言う言葉か！誰に食わして貰ってると思ってるんだ！」
「お義母さんの世話してきたの誰だと思ってるの！」
「うぐぐ…」
言い返せなくなったお父さんは犬を連れて散歩に出る…
という懐かしいシチュエーション。出来ればこんなシチュエーションには出くわしたくない。ですよね？
「掃除はルンバに任せて、ケーキでも食べに行くか！」
二人でケーキを食べて(コストは1000円くらいで済むだろう)、家に帰ると我が家が綺麗な状態に戻っているっていう、ルンバがあればこんなことが可能だ。
極論だけど、面倒くさい掃除なんかに労力を使うなら、楽しい思い出をどうしたら作れるかとか、学びたいことを学ぶことに労力を使いたい。掃除なんかやりたくねえ〜って正直に言って良いと思うんだ、もう2019年なんだから。
我が家のルンバはメルカリで2万くらいで買ったものだけど、充分活躍してくれている。今なら探せばもっと安く手に入れられるんじゃないかな。
最後にこれを読んでルンバを欲しくなった方に一つ注意。それはルンバ君の活躍しやすい部屋を作ってくださいということです。ルンバ君が下に潜り込める高さのあるソファやベッドにしたり、そもそもあまり物を置かない広々とした部屋だと、ルンバ君は喜びます。
ルンバ君に喜ばれる部屋を目指すと、自然と部屋が綺麗になってますよ。
我が家は今のところ押入れに物突っ込んでるだけですが。
是非一緒に掃除から解放されましょう！
ではまた。
