三軒茶屋ブルーボトルコーヒー
代々何故か縁のある街、三軒茶屋。7つ年上の兄が高校に進学する為、三軒茶屋で下宿生活をするので、その引越しを手伝いに初上陸したのは、僕が9歳だかそれくらいの頃。
以来、大学は江古田にあったのだが、20歳の頃から三軒茶屋に住み着き、大学とも、大学の友人達とも縁遠くなった。生来からの人を遠ざける性格、なんとかならんもんなのかね。
さて、三軒茶屋。もし貴方がこれから住む街を探しているなら、僕は三軒茶屋をお勧めしたい。適度な下町感、適度な都会感、楽しい小さな個人店もなんとか生き延びているし、正体不明の面白そうな人達が生息している。生物多様性を感じつつ、安心感も持てる街だ。
で、しばらく前に三軒茶屋にコーヒー業界のサードウェーブとやらの「ブルーボトルコーヒー」さんがやってきた。何がファーストで、何がセカンドかを知っている人は少ないだろうし、僕も知らない。このブルーボトルコーヒー、まあ意識が高そうなオーラを出しまくっているんですよ。栄通り商店街という通りを少し入ったとこにあるんですが、存在の仕方もひっそりとしていて、そんなところも意識高い。
因みに、このブルーボトルさんの向かいには、三茶民に人気のボヌールというパン屋さんがあり、そこでもイートインで280円くらいでコーヒー飲めます。
ブルーボトルvsボヌール、です。
先日、僕もどちらに行くべきか迷いました。ブルーボトルのコーヒーは500円くらい。僕はブルーボトルを選びました、ええ意識が高いですから…
決め手をいくつか紹介します。
(注、その時がブルーボトルな気分だったわけでして、ボヌールさんのパンも美味しいですよ。)
・丁寧な接客
ブルーボトルの店員さんは感じが良いです。髭、スキンヘッド、タトゥーとかある方も多いのですが、そんなの人間性とは関係ないですよね。面白みのない量産型良い人、じゃなくて、なんか皆さん我が道を行ってる感じの店員さんが、一歩距離を縮めてその日のお勧めコーヒーのことを語ってくれます。
・意識が高まる店内と同士達
内装は簡素ですが、とても綺麗です。椅子も座り心地いいです。大きな窓があり、そこからちょっとした庭?を眺められます。ごちゃごちゃした都会の風景から一時離れてリフレッシュできます。
あと店内には、書き物をしたり、本を読んだり、何かしら自習してる人達がいるので、自分もやろうって気になり集中しやすいです。
・コーヒー美味い
事前にウンチクを語るだけあってコーヒー美味しいです。味に深みというか、奥行きがあり、確かに一言語らずにはいられない美味しさです。あと、たまにサービスで開発中の商品を試飲、試食させてくれます。先日は、コーヒーと紫蘇のカクテルとやらをくれました。さっぱりしてて夏にぴったりの味でしたね。
路地裏にひっそり佇んでいるので、経営面が少し心配ですが、三茶に定着して欲しいので、僕もまた通いたいと思います。三茶民の方もそうでない方も、チルアウト時間に是非試してみてください。