Google流疲れない働き方
無頼派の方々には馬鹿にされそうで恥ずかしいのですが、こんな本を見つけて読んでます。
「Google流疲れない働き方」
ピョートル・フェリークス・グジバチ著
ねえ恥ずかしいでしょう。僕だってこんな本読んでますなんて、無頼派ばかりの友人達には口が避けても言えないんだけど、内容に納得することが多くて、紹介したいなぁと思いました。
ずばり皆さん疲れてますか?
僕が電車の中だったり、職場で見かける方達はやはりどこかドンヨリしてる方が多いかな…まあ最近雨ばかりで、天候のせいもあるかもですが…happy!みたいな吹き出しが背後に見えるような方は稀かなぁ…。
そう言う僕も疲れたなぁって経験あるんですよ、8時間働いて、夜舞台の稽古して、家帰って、稽古の映像見返して、明日の稽古のプランを立てて、打ち合わせやら何やらに呼び出されて人と会い、速攻で食事を済ませて、また明日。なんてサイクルを繰り返してました。20代から30歳中頃まで。そりゃあ疲弊しますわな。もちろんやり甲斐のあることをしていたので楽しかったのですが、何か違うなぁと思うようになってきたのです。
アートとは効率とは遠いところにあるわけですが、ビジネスとなると、効率は無視できません。(僕のやってることなんてビジネスなんか程遠いのですが)。
シンプルに言うと、一生懸命作った作品をお金を出して見てくれる人をなんとか増やさなければ、皆を生活苦というリアルな奈落の底に突き落としてしまいます。
人はというか、僕はかもしれませんが、無駄なことでもあくせく一生懸命に走り回っていると充実感を持ってしまいます。「俺は正しいことに邁進しとるど〜!!!」ってな具合で。それ自体悪いことではないと思いますが、そこに罠があるように思うのです。
極端な言い方ですが、最適と思える結果さえ出せれば、やり方は自由だと思います。
例えば、このブログを正座して書こうが、寝っ転がって、アイドルのYouTubeを漁り、ポテチを頬張りながら書こうと、同じということです。(あくまで極端な例ですよ!)
前置きが長くなってしまいました、この本では昨今話題の日本社会の生産性の低さがテーマの一つです。
あなたが
・メールはすぐ返せ強制
・具体的な計画もないのにとりあえず会う強制
・今○○で呑んでるから来い強制
などに悩んでいたら、是非この本を読んでみてください。
「何がほしいのか」が明確でなければ、推測して動くしかありませんし、「期限」がわからなければ、無駄に焦ってしまいます。これは阿吽の呼吸で仕事を進めようとする日本独特の文化なのかもしれませんが、一言確認するだけで、もっと焦らずに仕事ができるはずです。
これは本文中の著書ピョートルさんの言葉です。
情報過多時代の僕達は、情報処理の方法と、その中で親密な対人関係の築き方を新たに見つけていかなくてはいけません。それは親世代や上司達が教えてくれるものではありません。
思えば、父の手伝いをしている時に
「おい、アレをソッチに持ってけ」と言われて、アレってドレ?ソッチってドッチ?と聞き返して怒られた覚えがあります。(父よ、不名誉なエピソードですまん)
一聞いて十を知るは素晴らしい教訓かもだけど、そんなの推進してると情報を伝える側の能力は衰退の一途だろうなあ。
是非読んでみてください。