no plan

無計画な日々

春は厄介な奴

春は暖かくなり、桜も咲いて、開放的な気分になる。だけども、実は寒暖差が激しく、気圧も安定せず、それが人の心と身体に及ぼす影響も小さくないらしい。そこに進学やら就職やら集団左遷やら、(まあ最後のやつは冗談として)環境の変化が手伝って大きなストレスの種が蒔かれ、そいつが5月に芽を出す。俗に言う五月病ってやつです。

かく言う自分も妙にこの頃体調が悪く気分が優れない。これもどうやら春の仕業らしい。やたらと腹の立つことが多い。そんなもの放っておけば良いと頭では思うのだが、ムカムカは中々消えない。小さなことに苛立っては、自己嫌悪におちいる。そんなネガティブなエネルギーが自分の中に渦巻いていると、他人様のことがやたらと羨ましく見えてくる。隣の芝が真っ青だ。

そんな時に歌人(本当は家人だけどね)から、ポジティブな力とネガティブな力は必ず共存しているという言葉を聞いた。おっと、まあ怪しいと思わず少しだけ付き合ってくださいな。

大きなポジティブな力を得れば、同時に大きなネガティブな力も得ることになる、らしい。

下世話な例え話だが、見知らぬ紳士が5000万の遺産をあなたに遺したとする。それ自体はポジティブな出来事かもしれない。一戸建てやらマンションやら海外旅行やら、楽しいことに使えそうだ。でも、実際には、その5000万をどう管理、運用するかに頭を悩ませ、いきなり羽振りが良くなったことへの嫉妬、妬みも付いてくるかもしれない。これはネガティブな側面だ。

出世すれば、権限や給与は増えるだろうが、その分これまでのように気楽ではいられないだろうし、美女に生まれれば、素晴らしい男性と結ばれる可能性も大きいですが、変な男に付きまとわれる可能性も増えるでしょうね。

どうやら確かに、どんな物事もポジティブな側面とネガティブな側面は共存、表裏一体のようですね。

明るいところにばかり寄らず、暗い場所のことも認識しておく。それが厄介な春への対処方ですかね。暖かくても羽織るものも持って外出しましょうね。

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