エディンバラ演劇祭 参加のメリット、デメリットまとめ③
こんにちは、三男坊日記です。
前回、前々回とエディンバラ演劇祭での、収支と準備について書きました。
Doing the Fringe on a budget | Edinburgh Festival Fringe
写真は⬆️より引用してます。
kazuakimaruyama.hatenablog.com
kazuakimaruyama.hatenablog.com
エディンバラの星と批評
今回はエディンバラで獲得する星と批評について、書きたいと思います。
僕達は残念ながら5つ星は獲得できなかったのですが、4つ星はいくつかのメディアから獲得することができました。ついでに、かなり良い批評も書いて貰えました。
もちろん、酷評されることもありましたが、まあ気にしすぎてもしょうがありませんしね。(余談ですが、このマインド結構大切ですよ。というのは、エディンバラ演劇祭には、
星をゲットできたら、その記事を大量にプリントアウトして、チラシにくっつけます。そして、「俺達のショーは4つ星をゲットした面白いショーだぞーー!!!」とドヤ顔でチラシを配ることができます。
演劇祭も後半になると、全体的にだれた雰囲気が出てきます。明暗が分かれてくるというか、うまくいっていないショーは良くない流れみたいなのを引きずって、諦めモードになっていきます。
逆に、演劇祭前半でメディアに上手くアプローチできれば、演劇祭中頃から後半にかけて、メディアに批評が掲載され始めるので、今度はそれを使って宣伝していくわけです。
異国の地で、自分の作ったものが評価されるというのは、やはり嬉しいものです。
星と批評の使い方
さて、このエディンバラ演劇祭で獲得した星や批評をどう役立たせることができるのか?
恐らく英語圏の国の舞台業界の人間であれば、エディンバラフリンジは誰でも周知のイベントなので、そこで獲得した星や批評によって、信頼を獲得することができます。
前回の記事で、僕達は残念ながらエディンバラでオファーをゲットできなかったと書きましたが、その後、エディンバラで獲得した星と批評を使うことで、オーストラリアのアデレードの劇場に招待してもらうことができました。
あなたが、どんなに才能に溢れ、良い作品を作る自信があったとしても、それを現実的に形にし、他者に認めてもらわなければなりません。
アデレードではOzAsia Fesというイベントに呼んで頂いたのですが、アデレード劇場の広報の方も、僕達のエディンバラでの批評をプロモーションに使っていました。
エディンバラを皮切りに、いろんな国のフェスを渡り歩いたり、劇場に呼んで貰いたいと思うのであれば、演劇祭前半からエディンバラの現地メディアにどんどんアプローチして下さい。
"meet the media"というフリンジ参加者とメデイアがお見合いするみたいなイベントもあるので、そういうイベントにも積極的に顔を出して下さい。引き蘢り気質の僕も頑張って交流会に出席したので、あなたも頑張ってください!
エディンバラの注目メディア
メディアの種類として、
地元新聞の"Scotsman"
"LIST"
"Broadway Baby"
"The Guardian"
あたりを良く見かけますね。
さらに今はネットメディアも沢山あると思います。どのメディアの信頼度が高いのかは、正直分りませんが、個人的には、新聞>雑誌>ネットメディアかなと思います。
ネットメデイアの価値は今後更に高まっていくと思うのですが、パブリックな劇場とやりとりすると、やっぱり新聞信仰は生きているような気がします。
みなさん、エディンバラ演劇祭参加の際は、メデイアへのアプローチは怠らないで下さいね!
読んで頂き、ありがとうございました!
それではまた!