no plan

無計画な日々

雨の月曜日は最悪だとみんなは言うけれど

「月曜日は最悪だとみんなは言うけれど」と言う本を見かけたことがある。で、今日はその月曜日である。

月曜日に雨が降るとろくなことがない。まず電車に乗る人が増える。人が増えたことで、電車が遅れる。混んだ車内に押し込められて、気分が悪くなる乗客が現れ、またまた電車は遅れる。もう完全に負のスパイラルに陥ってしまう。

良い週末を、あるいは良くない週末を終えて、僕たちは月曜日から出鼻をくじかれることになる。新たな意欲を胸の内に抱いていようとも、雨が降ってしまえば、この負のスパイラルからくる人々のイライラに巻き込まれ、靴下にしみこんだ雨水とともに多くの失望を月曜日から抱え込むことになる。

だから、雨が降った月曜日はいつもより自分に優しくしてあげることが大切だと思う。週末に掃除をしなくても、運動しなくても、確定申告の手続きしなくても。

冷たい雨が降る月曜日への僕の対処法はボサノバを聞くことだ。「イパネマの娘」とか「ブラジル」とか、リズミカルで陽気な音楽を。

そして、暖かい海辺のホテルで朝を迎えているところを想像する。

部屋の窓からは海が見える。

朝早くから沖の方ではサーフィンをしている人々がいる。朝食を食べに食堂に行くと、とても香りの良いコーヒーとバターが柔らかく溶けた焼きたてのパンが用意されている。そこに先程の「イパネマの娘」か「ブラジル」が静かにかかっている。

ということをイメージしながら電車の中で人波に押しつぶされながら缶コーヒーを味わうわけだ。まぁ虚しいっちゃあ虚しいんですけど…ちょっとは落ち込んだ気分が上向きになると思います。

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